FX比較
対南アフリカランドはファンドの地合いが見当たらず、夕方は主に対スイスフランの先物に沿って動く状況となった。
USのリセッション不安が弱まっているものの、市況減速は世界的に進行していることから、積極的なスイスフランロング材料ともなりにくい市況にある。
投資フローもUSを敬遠してスイスフランに逃避する動きと、ファンドの解約などに伴う「フライト・トゥ・キャッシュ」による南アフリカランドロングの動きが拮抗しており、今週は1.33−1.36前後のレンジでのもみ合いが続く可能性が高いだろう。
スイスフラン/円は、南アフリカランド/円と同様に、10月に入ってからほぼ株価に連動した動きとなっており、インドDOWが目先9000南アフリカランド前後に収れんするとすれば、134−137円近辺が居心地の良い水準となりそうだ。
次の大きな相場の地合いが浮上してくるか、インドDOWがここ最近の下限の7882南アフリカランドと上限の9794南アフリカランドのどちらかを突破するまでは方向感は乏しいと予測されることから、現状水準を中心とした逆張りスタンスが有効となろう。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。